今回は、読んだ本の紹介、雑感をつらづらと書いていこうかと思います。
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もくじ
会社を辞めて後悔しない39の質問
今回ご紹介する本は
「会社を辞めて後悔しない39の質問」
- 著者: 俣野成敏
- 出版社: 青春出版社
です。
購入動機
会社を辞めようかと思いまして、背中を押してくれそうな本を読みたかった
というのが購入動機ですw
本の目次
はじめに 自分に問いかければ、答えは自然に見えてくる 1.「辞めたい気持ち」をもう一度問い直してみよう
- 質問01 転職するほど給料が下がるという現実を知っているか?
- 質問02 自分のキャリアを長いスパンで想定しているか?
- 質問03 「ノマド」「フリー」「起業」に憧れているだけじゃないか?
- 質問04 「退職なんてもったいない」と周りに言われる見込みがあるか?
- 質問05 ”いじけモード” になっていないか?
- 質問06 ”今の会社のいい所” が見えているか?
- 質問07 結局は、今の会社や仕事から逃げたいだけじゃないのか?
2.あなたが勘違いしている会社の本音と本質
- 質問08 自分の会社を「ブラック企業」だと思っていないか?
- 質問09 どのような採点基準で評価されているか、理解しているか?
- 質問10 「自分がいなければこの会社は回らない」と考えていないか?
- 質問11 上司や会社の決定より、自分のほうが正しいと考えていないか?
- 質問12 「そこそこの成績さえ出せればいい」と思っていないか?
- 質問13 「上司を押しのけてやろう」と考えていないか?
- 質問14 「結果さえ出せばいい」と報連相をおろそかにしていないか?
- 質問15 「自分が会社を変える」と考えていないか?
- 質問16 辞めても出戻り出来る自身があるか?
3.会社と正面から向き合えば意識が変わる
- 質問17 「やりたい仕事ができない」と不満を抱えていないか?
- 質問18 年収の3倍以上は会社を稼がせているか?
- 質問19 そもそも、仕事とは何かという事を考えた事があるか?
- 質問20 社内で最初の失敗をした事があるか?
- 質問21 「苦労のリボ払い」をしていないか?
- 質問22 時には時給を下げる事も必要だと知っているか?
- 質問23 アイデアが形になるまでの3段階を理解しているか?
- 質問24 ビジネスを確率論として考えられているか?
4.どんな会社でも結果を出せる人はこう考える
- 質問25 どうやればいいか検討もつかない目標を持っているか?
- 質問26 向かい風を受けているか?
- 質問27 他人の成功に心から拍手できているか?
- 質問28 今持っている顧客や取引先をあてにしてはいないか?
- 質問29 「ポータブル」なスキルを持っているか?
- 質問30 言いたい事を内に溜めていないか?
- 質問31 基準外の得点を稼いでいるか?
5.これからの行動があなたの仕事人生を大きく変える
- 質問32 常にお手本を持っているか?
- 質問33 「小さな成果」を積み重ねているか?
- 質問34 「他人に頼むのは気が引ける」と考えてはいないか?
- 質問35 目標や意義を見いだせない仕事にどう対処するか?
- 質問36 「これから求められる人材」に近づいているか?
- 質問37 資格取得を投資の一種と捉えているか?
- 質問38 実は辞めても支障のない仕事をやっていないか?
- 質問39 会社から差し伸べられた手を握り返しているか?
印象に残った所

著者
「なぜ転職するのか」を転職先にも、そして
自分にも答えられるようになってからでなければ
転職が上手くいく事はないでしょう。

はるねこ
おっしゃる通り。
そこが中途半端では、転職活動もうまくいかなそう。

著者
個人の名刺になった時、自分の名前だけで
顧客の心を掴めるかどうかが成功のバロメーター。
「フリーになる」とは、いわば、自分の経験を売ってお金にする事です。

はるねこ
会社に所属していても「個人」としての
経験値は蓄えておきたいものですね。

著者
多くの人は「今の自分を変えなきゃ」と思って転職しようとします。
しかしそれは、場所を移しているだけで
自分を変える事にはなりません。
大切なのは、自分が変わる事ですから
必ずしも場所を変える必要はありません。
はじめは小さな事からでかまいません。
小さな変化が、やがて大きな変化を引き寄せます。

はるねこ
この環境では、自分が変わった所でしょうがない!
環境に囚われているパターンもあると思うんですよね。

著者
よくいわれる「1万時間の法則」に照らすと
1日10時間も取り組めば、3年間でこれを突破します。
この1万時間(1セット)をどこに投入するかが勝負です。
2セット目も同じ場所で没頭するのか。
少し分野をズラした新たな1セットを積み重ねるのか、これがキャリア戦略の本質です。

はるねこ
この考え方は目から鱗でした。
「1万時間を1セット」
これは1つの目安になりそうですね。

著者
僕たちが目指すべきなのは
どこへ行っても通用する人材になる事

はるねこ
これもホントその通りだなぁ。
今の会社は汎用性と専門性が低くて厳しい😟

著者
「自分がいなくなっても問題ない」というのは
「自分が用なしになる」という意味ではない。
自分がいなくなっても動いていける仕組みを作れる人を会社が放っておくわけはないのです。
誰でもできる仕事は他の人に渡して
より質の高い仕事を追求していきましょう。
手が空いて初めて、次のステージに進めるのです。

はるねこ
自分の居場所がなくなる! 奪われる!
って思っちゃう人って結構いたりしますよね。
でも実際はそんな事はないかなって思います。

著者
自分の限界を知るには
まず「自分にはとても無理だ」と思う目標を立てます。 「とても無理だ」という目標を追いかけているうちに
だんだん「何が無理なのか」がわかってきます。

はるねこ
一度、自分の限界を知っておくことも
必要な事かなって感じます。

著者
仕事には「やらなければいけない事」と
「やった方がいい事」2つがあります。
確かに、会社を変えていける人は後者の提案、実行が出来る人です。
しかし、前者が見えていない人、見えていてもやっていない人の発言に
聞く耳を持ってくれる人などいません。

はるねこ
今の会社にもあるなぁ「やった方がいい事」
もう自分は疲れたので、残った人たちに任せる事にしました。
がんばれ👍

著者
社内で誰もやった事のない失敗には価値があります。
誰もトライしていない領域を試すという事ですから
自分にとって、貴重な経験になるのです。

はるねこ
これはわかっちゃいるんですが
なかなか飛び込めない自分がいるんだよなぁ。
ガンガンいける自分になりたいです。

著者
何がムダなのか知るためには
あえてムダな事をやらなければならない時期がある。

はるねこ
最初から便利なものを利用していたら
何がどう便利になったのかわからないままになってしまう。
エンジニアで言えば、ライブラリの中身を知らないで依存しすぎたりする事に似てるかもですね

著者
その仕事がいるかいらないか。
仕事をやっている本人だけが、その必要性を
もっとも正しく判断できる。
仕事とは、待っている人に届けるために行われるものであり、待っている人のいない
形骸化した仕事は終わらせなければなりません。

はるねこ
自分がやっていた仕事が、今となっては不要なものである。
というのは、なかなか認めがたいものかもしれませんが、仕事が1つ減る事を思えば気が楽になると思う。
Amazon レビュー
「退職する時上司が言う質問39」が適切
書いてる内容はほぼ、会社を辞めようとしている社員を引き止める上司が言うセリフです。
同じ会社にしか勤めたことのない人が言いそうな、とても狭い世界の考え方のうよう感じました。
逆を言うと、この本を読んで悩むレベルであれば会社を辞めない方が良いです。
必ず上司の引き止めでゆらぎます。
まずは誰に何を言われようとゆらがない、自分の人生で優先すべき事を「決める」こと。
それを今の会社で叶えられるか。
良くわからなければ行動するべき。
辞めないとわからない事の方が多いので、迷ってたら会社辞めましょう。
本当に戻りたい会社なら土下座してでも戻れば良い話です。
ただ就職や転職は運なので、そこは覚悟しておきましょう。
たった30分の面談でお互いの事を知るのは不可能なので。
辞めなくてもいいのに辞めてしまって後悔するという悲惨な状況を防ぐための本
誰もが何かしらの理由で会社を辞めようと考える。〇〇を得たいから会社を辞める・・・と。
その〇〇は本当に会社を辞めないと得られないものなのか?そう自問するのには良い本だと思う。
内容は仕事に関する心構えや自己啓発的なものが主で、自分にとっては特に目新しいものはなかったが
日々の生活で忘れがちな仕事に役立つ習慣を見直すキッカケには少しなったかもしれない。
例えば、苦労の一括払いとかトップセールスマンのくだりとか、簡潔ながらいいなと思う表現が時々ある。
しかしながら、自分にはやや説得力に欠ける内容に感じられ、基本的にはあまり価値を見いだせなかった。
というのも、著者自身はそれなりの歳で独立するまでは一つの企業グループの枠でずっと活躍してきた人物である。
基本的に恵まれた人物であり、出世の経緯からして才も度胸もあるだろうが、間違いなく幸運の持ち主でもある。
会社を辞めて後悔した人物ではないし、転職した経験もない。
大手のバックボーンの無いガチの中小企業の厳しさを体験して知っている訳でもない。
だから読んでいてもあまり心に響かず、本自体の値段とここの評価を考えると?となる。
買ってみた感想
今、本当に会社を辞めるタイミングなの?
というのを39の質問とともに紐解いていくといった本でした。
辞める気持ちを後押ししてくれるというより
今一度、冷静に自分を見つめる本でしたが、個人的には、良本だったかなと思います。
退職を考え始めた方に読んでみて頂きたい1冊です。
それでは今回はこのへんで👋
タイトル詐欺
思ってた内容と違っていました。
転職を考えて探していたところこの本にたどり着きました。
辞める前に会社のいいとこ悪いとこを判断する材料として、こういう会社なら辞めずに頑張ってみようとかそういう内容を期待していましたが、ただの自己啓発本でした。
序盤は著者の転職経験を踏まえてのエピソードもあったので、まだいいですが中盤以降は完全に蛇足です。
転職を考えている方にはオススメできません。