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映画ドラクエユアストーリー

【映画】ドラゴンクエスト ユアストーリー の不評はすれ違いの結果?【感想】


この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。


はい、どうもー
はるねこ(@hal_neko)です

ドラゴンクエスト ユアストーリーの不評はすれ違いの結果?

先日「ドラゴンクエスト ユアストーリー」を見てきました。

見る前から、あまり評判が宜しくないらしい、というのは話に聞いていました。

終盤の展開がよろしくないといった感じでした。

今回は、実際に映画を見てきた個人的な感想を記したいと思います。

ちなみに自分は、過去にドラクエV(SFC)をプレイ済みです。

※本編のネタバレありです!

※ご注意下さい!

 

映像に関して

最初、予告編が出た時なんかに、鳥山明デザインじゃないじゃん!
みたいな軽い批判があったように思いますが
そこに関しては特に違和感はありませんでした。

むしろ、スライムだったり、キラーパンサー、その他
大勢のモンスターがいい感じに再現されていて良かったです!
ドラクエの雰囲気をうまく表現できていたと思います。

しゃべるモンスターもいましたが、こちらも特に違和感ありませんでした。
ってか、ドラクエのモンスターってボス級だとよくしゃべるよね🙂

各種呪文の類も出てきましたが、そちらもうまく表現されておりカッコよかったです!
デイン系の呪文は、やっぱカッコいいなぁ😊

 

音楽に関して

映画館で聴く、すぎやまこういち先生の音楽。

最の高!😆

やっぱりこの音楽を聴くと、自然とドラクエの世界に入り込めちゃいます。

特に違和感を感じたりは、自分はなかったですね。

往年の名曲が聞けて大満足です。

 

最初の演出に関して

最初に、ゲーム画面が出てきて、幼少期の場面のカットがいくつか表示されます。
おそらく制作陣からすれば、ファンサービスのつもりなのかな? と思いましたが
これは自分は微妙な演出かなと感じました。

こういった演出を出した時点で「ドラクエ5をやった事ない人」が置いてけぼりになるからです。
ゲーム画面そのものを持ってくるのではなく、それを映画という媒体に昇華 させて見せるなら全然アリだと思います。

 

この映画はおそらく、家族で見たり、子供も見たりするかと思います。
もしくは、ドラクエ好きな人が、ドラクエやった事ない人を連れてくるかもしれません。

そういった時に、ドット絵での数秒間を見せても、知らない人からしたら
なかなか理解が追いつかないんじゃないかと思います。

しかも「ドラゴンオーブ」を手に入れる、という重要なシーンだったりもするので
幼少期の部分はちゃんと映像化した方が良かったと思いました。

 

「ゲームに理解はあるが、ドラクエはやった事ない人」と一緒に見てましたが

幼少期が端折られててよくわからなかった。とのご感想。

まぁ、あれじゃあ、ビアンカとの幼馴染感とかも薄いよね😓

 

ボリュームに関して

やはり、映画なので、特に幼少期は端折り気味になっています。

自分は、三部作構成でも良かったのでは? と思いました。
「幼少期編」「青年期編」「天空の勇者編」みたいな感じで。

 

ですが、山崎貴監督はこちらのインタビューで

時事ドットコム

1986年の第1作以来、80以上のタイトルが発売され、全世界での累計出荷・ダウンロード販売数が7800万超を数える人気ゲ…

「分けて作る気はなかった。ドラクエだけに関わっているわけにもいかないので」とジョーク交じりに話す。

との事、ジョーク交じりではあってもちょっと嫌な感じのする一言。

自分は忙しい人気監督だから「ドラクエだけに関わってるわけにもいかない」という風に聞こえてしまう。

 

こういった原作ありきの作品を、他作品にする際には(漫画化、小説化、ゲーム化、映画化など)
原作ファンの目は厳しいものになりがち。
どう納得させるか、どう原作の雰囲気を壊さず、いい意味で新しいものを提供できるかが大事だろうと思う。

 

そういう意味で、原作ファンが納得のいく、ちょうどよいボリューム感は
分作がベストだっただろうと個人的には思ってしまうが
それでも「ほぼほぼ」素晴らしい「映画化」だったとは思う。
音楽、映像、ストーリーも端折りは仕方ないとはいえ、概ね原作に沿っている。

フローラが、ビアンカに恋を譲る場面なんかは、ちょっと心が締め付けられる
良い改変だったと思う。

映画だから、ある程度の端折りは仕方がないとしても
そこまで不満の出るボリューム感ではなかったかなと思います。

 

衝撃のラスト!

ただ、多くの方もツッコんでいるように「終盤の展開」
これが大きな波紋を呼ぶ一因となりました。

以前から映像化のオファーを受けていたものの、固辞していた。
「映画として戦えることが見つからなければ、作る意味がない。単に物語をなぞったり、ゲームの副読本になったりするだけなら、映画にする必要はないと思っていた」

そこで生まれたのが、クライマックスで起きる驚くべき『どんでん返し』。
おきて破りとも取れる趣向は、山崎監督からゲーム世代に向けたメッセージにも受け取れる。
ドラクエの熱烈なファンではなかったが、映画作りの過程でその世界に接し、「これは人生を疑似体験させるゲーム」と感じたという。

↑こちらは、先程の記事の引用です。

 

「単に物語をなぞったり、ゲームの副読本になったりするだけなら、映画にする必要はないと思っていた」

 

ここは自分も納得できます。
やはり「映画ならでは」の要素は入れたい所ですよね。

でも、僕はこう思いました。

「よけいな事しなくていいのに……😱」

 

ふと思い出したのはスターオーシャン3

※スターオーシャン3のネタバレを含みますのでご注意下さい!

ラストで、このドラクエ世界は、VRの世界で
全て、プログラムされた世界だったんだよというのが明かされます。

「ゲームなんて無駄!」「ゲームなんて虚無」!
とウイルスは、ゲーム世界を壊しにかかります。

そして、主人公は、侵入してきたウイルスと対峙し
「そんな事ない!」「ゲームで過ごした時間は本物だ!」と反発し、最終的にはウイルスを退けます。

 

この展開を見て最初に思った事は「スターオーシャン3パターンかぁ」でした。
もうこのゲームの細かい部分は覚えていないですが、この作品も、ユーザーを白けさせた作品でした。

ゲーム内で一生懸命に頑張っていたら「お前らのこの世界はゲームだったんだ」と告白され
確か、創造主と戦う展開だった気がします。

 

「ゲームで過ごした時間は本物だ!」

 

といったセリフは凄く良いセリフだと思いますが
こういったいわば「夢オチ」的展開にしてしまう事で、それを否定してしまっている。

ゲーマーとしては、今までの冒険が、無かった事にされてしまう感覚に囚われてしまうんです。

あの悪夢をまた見せられるのか、という気持ちでいっぱいでした😑

 

VRに主眼を置くとまた違った気がする

見た直後は不満タラタラだった自分ですが

VRに主眼をおいた映画であったなら面白そうだと思いました。

 

  • 現実世界の主人公が「ドラクエ」のVRゲームで遊ぶ話
  • だけど、1人プレイ用ではなく、多人数で遊べるMMO形式。
  • ゲームの登場人物も現実世界の友人だったりして、ロールプレイをする形。
  • フローラもビアンカも、現実世界で恋心を寄せる友人で、恋模様も現実世界とリンク。
  • 日頃から、親などに「ゲームは悪」と言われているような背景を見せつつ
  • 最後のウイルスに対して「ゲームで過ごした時間は本物だ! 虚無なんかじゃない!」と言い放つ

 

あくまで「VRゲームとして遊ぶ主人公たちの話」に主眼を置くと、それはそれで面白そう。

「ドラクエ」でやる必要ある?感もあるけども……😓

 

ドラゴンクエスト ユアストーリーはすれ違い作品

こちらの記事の「すれ違いラブストーリー」にすごく共感できました。

 

今回、本作が不評を買ったのは

  • ユーザー
    • 「バリバリファンタジーのドラクエ5映画」を見に来た。 
  • 制作側
    • 「VRの世界で冒険するあなたの物語」を見せたかった。 

といった食い違いがあったのではないかと感じました。

 

そして、たちの悪い事に

終盤までは「バリバリファンタジーのドラクエ5映画」なのに

終盤でいきなり「VRの世界で冒険するあなたの物語」にすげ替えるから

視聴者はびっくりしてしまうのだ🤪

 

「VRの世界で冒険するあなたの物語」を見せたいのであれば「現実世界」に主眼を置くべきではないか。

「現実世界で “ドラクエ” を遊ぶ主人公」という部分をしっかり見せた上で「ロールプレイ」する形が良かったのではないか。

そう思わずにはいられない。

 

僕たちは「映画 ドラゴンクエスト」を見ようと劇場にきた。

でもこれは「映画 ドラゴンクエスト “ユアストーリー”」だったのだ。

今回の不評は、こういったすれ違いの結果が招いたのではないだろうか。

終わり

 

 

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