もくじ
【エンジニア】9年程エンジニアをしてきた自分が退職した理由と学んだ事【退職】
いきなりですが、自分は2019年、4月末頃に会社を辞めました。
この度は、一身上の都合により
本日付で、退職する事となりました。在籍中は至らぬ点もあったかと思いますが
関係者の皆様にはお世話になり、誠にありがとうございました。またどこかでお仕事ご一緒する事がありましたら
宜しくお願い致します。今まで、本当にありがとうございました。
— はるねこ@ゆるっと雑記ブログ (@hal_neko) April 24, 2019
この機会に色々と振り返ってみようと思います。
かなり雑な感じでに書きなぐってしまっています、すみません😓
ちなみに「退職代行」なるサービスがあるようです。
経歴

25歳の頃に、子どもの頃からの夢だったゲーム会社に入社しました😍
そしてその会社で、約9年のあいだ働かせて頂きました。
経験したプロジェクト
経験したプロジェクトはざっくりこんな感じ
時期 | 案件 | 担当 |
2010年 | 家庭用ゲーム:アクションRPG | AI関連、キャラクターの挙動作成、仕様も少し作成 |
2013年 | 家庭用アプリ:お絵かきアプリ | プログラム改修、コンテンツの追加 |
2014年 | 家庭用ゲーム:アクション | キャラクター、オブジェクトの挙動作成 |
2015年 | 3Dソフト(Maya)のツール開発 | チームの取りまとめ役として、マネジメント業務、開発も少々 |
2016年 | スマートデバイスアプリの開発 | 主に、画面設計、UIを担当 |
2017年 | 家庭用ゲーム:アクション | ミニゲームを複数担当 |
経験したツールや言語
経験言語/フレームワークなど
- C/C++/C#/Objective-C
- Ruby/Python/VBA
- などなど……
経験ツール
- VisualStudio/Xcode/Xamarin
- Confluence/JIRA/HipChat
- Redmine/Jenkins
- Perforce/Git/SVN
- Maya
- などなど……
退職理由その1:スキルアップ

同じ事の繰り返し
勤めていた会社は、とあるゲーム会社の子会社でした。
だいたいプロジェクトに参入するタイミングは「量産」の時期でした。
量産の時期というのは、だいたいのゲームシステムが出来上がり、出来上がった仕組みを利用して、キャラクターやらイベントやら、ミニゲームやら、色々なものを「量産」するタイミングの事です。
親会社が、色々と仕組みを作ってくれており、自分たちは言わば「お手伝いさん」のような形で
プロジェクトに参加するのです。
そういったパターンが2、3回あり、作っているゲームは別物でも
何か結局、毎回似たような事やってんな、と感じるようになりました。
今後もずっと、そういうパターンなのかなと思うと
「つまらない」という気持ちと「それの繰り返しで成長できるのか?」という想いが芽生えました。
「ゲームクリエイター」をしたい
今までの約9年間で、6つのプロジェクトを経験してきましたが
すごく「ゲームゲームしたゲーム」
なんていうんでしょう、ツール的なものではなく「ゲーム」っぽいゲーム開発に携われたのは
2.5 / 6(プロジェクト)😑
といった所でしょうか。
9年のうち、約半分くらいゲーム開発には携われず、あとはツール開発系でした。
ツール開発が嫌というわけではありません、ゲーム開発に携わっている過程でそういう仕事があるのはよいのです。
ただ、全くゲームじゃない、ただのツール開発なプロジェクトばっかりやっていると
「あれ? ”ゲーム” クリエイターになりたかったんだよね? 俺」という想いが……。
お仕事なので、自分の好きな事ばかりはできない、というのは別にいいのですが
ゲームクリエイターになっておいて、ゲームに携われない、というのはちょっと意味不明では?
今後も、あまり「ゲームクリエイター」できそうにない予感がしました。
(自分が退職した後のその後を聞いたら、またツール開発系の事やってるらしく、予感は当たりました😓)
スキルアップができない
初期の段階からプロジェクトに入るのではなく
親会社の方で、ある程度、量産できる所まではプロジェクトを進めてから
自分達が合流する形が多かったです。
なので、もう色々なものが「出来上がって」います。
「1から作り上げる」という事が経験できません。
自分が経験した事のない分野、仕組みづくりに挑戦をしたかったとしても
やらせてもらえないわけです。
それは、そもそも会社としての実績が足りず
そういった仕事を任せるレベルになかったのかもしれません。
それも正直あると思います。
では、あとどれくらい実績を積めば任せて頂けるのか?
わかりません。
でも、少なくともあと2、3年では、特に変わらないんじゃないかと思いました。
このままでは、自己のスキルアップに繋がらないと思いました。
自分は年齢も30代半ばになろうとしていました
経験年数の割に実力が大きく乖離しているのを感じていました。
もう遅いかもしれないけど、このままではいつまで経っても「実力のある人材」になれない。
そう思い、退職を決意しました。
この経験から学ぶ事
これから就活する人、転職する人は、会社のHPの「開発実績」を見てみましょう。
自分の興味のある開発をしているでしょうか。
また、面接の機会に、色んな事を任せてもらえる環境かを確認するとよいかもしれません。
自分のキャリアプランをしっかり持ち、そのプランに沿った経験が積めそうかどうか、チェックするとよいのかな?と思います。
退職理由その2:経営方針

親会社の手足となる
上述の中で「お手伝いさん」という単語を使いましたが
以前勤めていたその会社は「親会社の手足となる」事を良しとしていました。
うちはそういうポジションの会社である、と。
まぁ、確かに子会社なので、それもそれでアリはアリなんでしょうけど。
- 親会社に「使われる」だけの会社でいいの?
- 弊社オリジナルのタイトルを開発! とかって夢はないって事?
- あくまで「親会社を立てる役」みたいな?
自分は、嫌だなぁと感じていました。
親会社以上の事はできない
例えば、福利厚生まわりで、何かしら社長に提案をしたとしても 社長 親会社にない福利厚生だからなぁ
導入するのは厳しいだろう、との事でした、提案する意味皆無。
あと面倒くさかったのが
「Unity」「アンリアル」といったゲームエンジンを
軽くでも触れる環境を作ろうとした時(別に開発で使うとかじゃなくて、勉強のために)
そういった環境を用意する事を止められました。
簡単にいうと、中途半端な知識を入れて欲しくないとの事でした。
そこまで束縛する!?
その時「うわ、この会社めんどくさー」と思ったのを凄く覚えています。
親会社と子会社で、そんなに干渉している会社は少ないのかもしれませんけどね。
この経験から学ぶ事
これから就職する人、転職する人は、希望の会社が子会社かどうか?
子会社だったなら、親会社との関係性を確認しておくとよいかと思います。
転職活動中に「子会社」である会社に、何社かお話を聞きにいった事がありますが
結構どこも、親会社の束縛などはなく、自由にやっていた印象でした。
子会社は、親会社がしっかりした会社であれば、簡単に倒産する事はないんじゃないかなと
思うので、ある意味おすすめなのですが、関係性は要チェックですね。
退職理由その3:人間関係

で、でたーーー!!!🤪
ホント、これはどの業界でも、どの会社でもありますが、人間関係がこじれると「気持ちよく」働く事が凄く難しくなりますよね。
以下は、自分が関係こじれた時のお話です。
始まり
とある時、同僚のhogeさんが、だだだだーっと駆け寄ってきて

hoge
はるねこさんって、他人のマネする人ですか?(キレ気味)
といった事をいきなり聞いてきました。
自分は、心理学でいう所の「カメレオン効果」や「ミラーリング効果」を
意識的、無意識的にやっている事がありました。

はるねこ
それは、プログラム的な話?
それとも、それ以外の行動とかも含めての話?

hoge
行動とかも含めての話です。
との返答だったので、まぁ、真似てる所はあるなぁと思ったので

はるねこ
うん、真似てる所はあると思う
と返すと

hoge
そうですか……
といって、自分の席に帰っていきました。
何かキレ気味で聞かれたので、後から「何か自分、気に障る事した?」
と聞くと「いや、別に何もないです。」との返答。
(いやー、何もない態度じゃないけどー?😅)と思いつつ
その後、また確認しましたが、本人は「何でもない」の一点張り
そう言われたら引き下がらざるをえませんでした。
崩れ始める人間関係
そこからかな? 遠回しの「無視」が始まりました。
- みんなでワイワイしている時に自分が輪に入っていくと、輪から出ていく。
- 結構周りに話を振る人だけど、自分には絶対話しを振らない。
- 目を合わさない。
仕事の話をした際は返してくれますが、雑談などは一切ありませんでした。
自分は、人間関係に人一倍敏感な方なので「あ、何か嫌われたな」というのを察知しました。
ですが、前述の通り「何でもない」と相手から言われている以上、こちらからは追求できませんでした。
そんな関係が5ヶ月ほど過ぎていきました。
さすがにそれだけの期間「無視」されるのに耐えきれず、自分は「うつ」症状を発症しました……。
一応の仲直り
そんな関係が続くある時、プロジェクトのリーダーから

リーダー
はるねこさん、ちょっといいですか
と呼ばれました。
会議室に入ると、プログラマのマネージャーと、プロジェクトのリーダーとhogeさんがいました。
内容としては、冷たい態度(hogeさん曰く「塩対応」)を取った事を謝りたい、との事でした。
hogeさん曰く、キレていた原因は
- 自分のコードを検索していると、はるねこさんのコードがよく引っかかる。
- コードパクリ疑惑があり「他人の真似してます?」と確認すると「してるかな」との返答。
- 疑惑は確信へ。
- 改めて思い返すと、はるねこさんには尊敬できる所がない(唐突な人格否定!🤪)
- その他、細かい態度など気に食わない所が積もり積もって
との事でした。
はるねこさんには尊敬できる所がない。
には正直、ショックを受けると共に、それは探そうとしてないだけでは、とも思いましたが
彼の言い分を聞いて、確かに反省すべき点はありました。
今はそんな事がないようにしていますが、以前の自分は
似たような処理をプログラムで書く場合、他人の処理を一部そのまま持ってくる事がありました。
「参考にして自分のコードに書き換える」ではなく
変数名とかもそのままで「ただただ持ってくる」みたいな感じ。
普通だったら、似たような処理が出たんだったら Util にまとめるとかしますよね。
そういう思考停止な部分がありました。
ただ、そのプロジェクトに入ってからは、それを自覚して
他人のコードを意識的に見ないようにしていました。
何か「他人のコードを見る」=「答えを見る」ような気持ちになっていたのです。
なので、そのプロジェクトに限って言えばパクってはないと思うのですが……。
「具体的にどこ?」とまでは聞けなかったので
癇に障ったコードがどこなのかはわからずじまいです。
多分、命名的な所かな?

hoge
すごく考えて考えて、がんばって書いたかもしれないプログラムを
パクられると、その頑張りを横取りされたような気持ちになる。
人のコードを使うなら、一言声をかけて欲しい。
との事、それは確かにその通りかもなと思いました😔
あとはなんか「自分の居場所を取られるような気がして、そんな態度を取ってしまった」
みたいな事を言ってましたが、それはちょっと意味がよくわからなかったです。
まぁ、そんなこんながあって、一応の仲直りをしたのです。
あれ? 関係性変わってなくね?
それから2ヶ月ほどが経過しました。
「無視」は無くなりましたが、相変わらず雑談はなく、絡みはない状態でした。
そんなある時

hoge
はるねこさん、ちょっといいですか。
と、呼び止められました、1対1の会議室でした。

hoge
仲直りしたのに、何か、自分の事避けてません?
それだと、あの仲直りが無駄になるんですけど(キレ気味)

はるねこ
いやー、避けては……ないかな

hoge
それならいいんですけど……!(キレ気味)
正直嘘ついてました(気持ち、避け気味でした)
なので、改めて2人で話し合う場を設けまして、そこで話し合いました。
- 仲直りはしたけれど、約半年も無視された期間があったので、正直「苦手意識」が出来てしまっている。
- なので、自分から絡んでいく事が、正直困難である。
- すぐには元通りにはならないかもだけど、まぁ、徐々に絡んでいければと思っている
などを伝えて、相手にも「わかりました」と言ってもらえました。
でも、それから自分が退職するまでの間、hogeさんから絡んでくる事はありませんでした。
いつもだったら自分から絡んでいき、元通りの人間関係にしていたのですが
正直、自分が「うつ」になった原因となる人間に
自分から絡んで行く事は凄く凄く怖く、絡んでいく事は叶いませんでした。
いやー、すみません、人間関係の円滑さにはそこそこ自信があったんですが、これは無理でした。
この経験から学ぶ事
今回のケースは、自分の hoge さんへの苦手意識が凄まじくなりすぎて
どうする事もできなかったんですが……。
(プロジェクト後半は、同じ空間にいるのも苦痛でした。)
いつもだったら「あ、何か癇に障る事やってしまったかも」といった場合は
- 関係が大きく悪化する前に話し合う。
- 1対1の状態で話す、できる限り「ぶっちゃけトーク」を心がける。
といった形で対処してきました。
今回思った事は「この人のここ直して欲しいな」という事があったら
- 積もり積もる前に、指摘する。
- もし1度言ってその人に響かなくても、何度か指摘する。
かなと思いました。
3回くらい同じ指摘をして変わらないなら諦めてもいいかと思いますが
1回言って「あ、こいつダメだ」は早計かなと。
自分の場合も、退職するまでの話になる前に、直して欲しい所があったならすぐ言って欲しかったです。
hoge さんには、別件で、怒鳴られた事があります(これは明らかに相手の勘違いで)
hoge さんは年下でしたが、怒鳴るって事は、相手を下にみているから出来る事じゃないかなって思います。(まぁ、hoge さんは、どんな人に対してもナメてる感じでしたが。)
その時に、僕はもう hoge さんと一緒に働きたくない
と思ったのですが、今回の事で「もう無理だ」となり退職するに至りました。
人間関係に悩んでいる方に言える事は
「精神を病むくらいなら、さっさと転職して環境を変えた方がよい」
という事です。
井の中の蛙で天狗になってる人、お局様系の人と関わって
被害を被る時間はあまりにももったいないと思います、付き合ってるだけ無駄です。
さっさと、より自分らしく働ける場所、より自分を成長させられる場所を探す方に
労力を割いたほうが絶対にいいと思います。
ちなみに「退職代行」なるサービスがあるようです。
退職エントリ:おわりに
いかがだったでしょうか。
辞めた理由を大きく3つに分類し、お話してみました。
感情的にならないように務めましたが、不快な感じになってしまっていたらすみません。
人生は一度きりです。
自分がしんどくなってしまうような「労働人生」を歩まないように気をつけて下さい。
「何か気づいたら10数年、今の会社にいる」「今更、転職は無理だわ」
そんな事にならないように気をつけましょう。
今の会社に引き続き残るにしても、転職するにしても
だいたい3年くらいを目処に、自分のキャリアを見直すとよいかもしれません。
自分の「想い」「考え」を踏まえた上で、転職しない、というのも1つの選択肢だと思いますが
「なんとなく」「ズルズル」といった感じで会社にいたのでは
転職したいと思った時には、もう「時既に遅し」になってしまうかもしれません。
繰り返しになりますが、人生は一度きりです。
自分がしんどくなってしまうような「労働人生」を歩まないように気をつけて下さい。
それでは今回はこのへんで👋
無職の間にテックアカデミーで rails を学んで、ポートフォリオサイトも作ってみたので、良かったらそちらも御覧ください。